November 24, 2024

私は、パソコンに触れて33年、リサイクルの仕事に携わって15年間経ちました。

しかし、先日、出張買取で行った、おばあちゃんに言われた事が、帰り道、頭から離れませんでした。

「主人が病気になり、医療費負担が大変なんです。家にあるもので、お金になるものを持って行ってほしいです。何かありませんか?

これはどうですか?これだけは、なんとか高く買ってもらえませんか・・・・・」

売る理由は、売る方によって、さまざまでございます。

引越しするので・・・

新しい物買ったので・・・

単純に要らないので・・・

壊れたので・・・

捨てるとこだったので・・・

 

すべてお客様であり、私たちは、公平に買う義務があります。

しかし、この時ばかりは、高く買ってあげられないものか・・・と思いました。しかし、売値より高く買うわけにも行かないし・・・

この時です。

私たちにできることは、売ったり、買ったりするだけなんだろうか?

何かリサイクルを通して、できないものなのだろうか?

 

そうしている時に、買取の際に、お客様から、

「本は、捨てたわ、先日。某中古本屋に持って行っても、たいしたお金にはならないの知ってるしね。」

と。。。

このようなお客さまが結構いらっしゃいます。

もったいないなと・・・

そんな頃、NPO様では、寄付金をして頂ける企業もあるのですが、中小企業では、なかなか、何十万もは難しい。かといって、5000円の寄付ではカッコ悪いと。個人の方も、このご時勢で、なかなか現金を出費してもらうには難しいと・・・しかし、活動するには、資金は必要で、災害用の毛布1枚買うにもお金は必要。国だけの資金では到底回らない。。。というのが現状とのこと。

それであればと思い、捨てるぐらいなら、それを皆さんに寄付して頂き、必要な方の活動資金にしてもらえれば最高ではないか?

私たちにも、社会に貢献できる事があるではないか!

また、市民の皆様もそんな活動してるんだと、相互に理解を深められるのではないか!

と思った事がはじまりでした。

まだまだ、始まったばかりで、これから取り組んでいく取り組みですが、まじめに頑張っていらっしゃる団体様やNPO様等と提携していき、社会の為に、少しでも我々の活動が、貢献できれば幸いです。

その為に、大切な寄付者様の商品を本だけではなく、できるだけ寄付金になるように、精進して参りたいと存じます。

ご寄付頂ける皆様、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

 2013年6月8日

 BOOK募金事務局(株式会社プレジャーワークス 代表)

あまのたかやす